弁護士の鈴木悠太です。
先日、関東弁護士会連合会の会議に出席するため、東京・霞が関の弁護士会館に出張しました。
1.関東弁護士会連合会(関弁連)とは?
関東弁護士会連合会とは、東京高等裁判所管内にある一都十県の各弁護士会からなる連合会で、略して「関弁連」と呼ばれます。
関弁連の構成員は、
- 東京弁護士会
- 第一東京弁護士会
- 第二東京弁護士会
- 神奈川県弁護士会
- 埼玉県弁護士会
- 千葉県弁護士会
- 茨城県弁護士会
- 栃木県弁護士会
- 群馬県弁護士会
- 山梨県弁護士会
- 長野県弁護士会
- 新潟県弁護士会
- 静岡県弁護士会
以上、合計13の弁護士会です。
ちなみに、同様の連合会は全国各地に存在し、これらを「ブロック弁連」と呼びます。
静岡県というと中部地方というイメージがあるので、「関東」と言われると意外!と思われる方もいるかもしれませんね。
2.私の所属は消費者問題対策委員会
関弁連では、各弁護士会の垣根を越えて社会における様々な課題に取り組んでいますが、私が所属しているのは「消費者問題対策委員」という組織になります。
その名のとおり、消費者問題に関する情報交換や立法・法改正に対する提言等が主な活動です。
ちなみに、私は、静岡県弁護士会の中でも消費者問題に取り組んでおります。
もっとも、
- 弁護士会での活動…地域で起こっている具体的な事案の検討や行事の主催・参加が中心
- 関弁連での活動…個別の案件というよりも法制度や政策の検討等にウェイトが置かれている
といった感じで、両者の活動内容には微妙な違いがあるように思います。
司法試験受験生時代と比べ、弁護士になった後というのは個別の案件処理に追われるため、法律そのものを勉強する機会がどうしても減ってしまいます。
もちろん、こうした勉強を疎かにしないことは弁護士の責務ではありますが、私自身、学習時間の確保についてはまだまだ改善が必要な悩みの1つです。
このような私にとって、関弁連での議論は非常に為になります。
東京への出張は1日仕事になってしまうことが多いですが、移動に伴う時間を考慮に入れても、長い目で見てプラスになる経験をさせてもらっていると思っています。
私は委員会の中では新参者で、まだまだ全体に貢献できているとは言い難い点が心苦しい所ではありますが…。
また、関弁連は東京を含む複数の弁護士会が構成員となっているため、全国で起こっている消費者トラブル等の情報をいち早くキャッチすることができることも有り難い点です。