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事務職員研修①『民事訴訟手続と事務職員の役割』

こんにちは。
鈴木・大和田法律事務所の事務スタッフです。
 
法律事務所で働いてみたいけど、どうしたらいいの? 法律事務所で働くには、法学部を出ていないといけないの?
などなど、当事務所のブログを見てくださっている方々の中には、そんな疑問やご興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
そのような皆さんに向け、法律事務所で働くということを、私の経験した範囲でお伝えしたいと思います。
 
まず今回のブログの筆者である私についてですが、2018年の8月から鈴木・大和田法律事務所の事務スタッフとして勤務しています。
某求人誌に掲載された求人広告を見て応募したのがきっかけです。
全国的に見て、法律事務職員の求人は一般事務職や営業事務職の求人と比較すると、その数自体は少ないと思います。
しかし求人誌や各法律事務所のHP、各地の弁護士会のサイトや法律業界に特化した求人サイト等で求人情報を見つけることはできます。
法律事務所で働くために必要な資格や学位は日本にはありませんが、
私は前職では総務・労務事務として勤務していましたので、法律の知識は全くのゼロでした。
そのため最初は見聞きすることの全てが新鮮で、驚きの連続であったことを思い出します。
もし皆さんが法律事務所で働きたいという希望をお持ちであれば、法学部を卒業されていて、
専門用語や仕組みが最初から分かる方が取り組みやすいかもしれません。
ただ当事務所の事務職員は、私を含め誰一人として法学部卒ではありません。
入社してから調べたり経験したりして、知識を増やしていくことで日常業務をこなすことは可能です。
 
そんな知識ゼロからスタートした私に最適な、日弁連の事務職員能力認定制度に基づく研修があり、
先日DVDを用いて『民事訴訟手続と事務職員の役割』という研修を受講しました。
この研修では
①ご依頼者様からのご相談~受任
②訴訟の準備
③原告の訴訟提起
④訴状の提出
⑤訴状審査から送達まで
⑥被告の答弁
⑦訴訟の進行
⑧係属中の訴訟についての新たな手続き
⑨訴訟の終了
⑩上訴
といった一連の流れを今の私でも分かるように解説がありました。
法律事務所で勤務するようになり約3年。
何故こういう処理をするのか? 何故この書類が必要なのか??
深く考えずに『そういうものだ』と処理してきた多くの物事の一つ一つに意味があり、
その根拠を知ることで、自分の処理した業務に対する自信が変わってきます。
 
もちろん弁護士に頼らなくてもいい、お困りごとやトラブルのない人生であることがベストです。
ただ、もし困ったことがあったら、プロの法律専門家である弁護士を頼ってみても良いのだと
頭の片隅に置いておいていただけると嬉しく思います。
事務員である私たちも、皆さんのお力になれるよう日頃から準備をしてお待ちしております。