交通事故の解決事例

賠償金の増額後遺障害休業損害

弁護士が関与することで、休業損害の計算方法やレセプトに診断名のない怪我の治療にも対応

賠償金額


1000万円

後遺障害


併合第12級
年代
50代
性別
男性
職業
会社員
治療期間
13ヶ月
疾病名
右寛骨臼蓋骨折、右足根骨骨折、第1腰椎横突起骨折、右脛骨顆間隆起骨折

弁護活動のポイント

本件は、加害者車両のセンターラインオーバーによる正面衝突事故であり、依頼者は無過失でした。
事故から約5か月が経過した時点で、当事務所が関与することになりました。

怪我により休業を余儀なくされていたところ、事故から約半年の時点で主治医から復職の許可がでましたが、怪我の影響でそれまで出ていた残業代が出ない部署での勤務を余儀なくされました。
この点については、事故前の収入を基準とする日額に総治療日数を乗じた金額を休業損害とし、ここから内払金控除することで解決を図りました。

また、依頼者は事故直後から右手親指の痛みを訴えていましたが、診断書レセプトに診断名として記載がなされておらず、治療を受けられていませんでした。
そこで弁護士が医療照会を行ったうえで相手方保険会社と交渉し、事故から半年あまり経過した後ではありましたが、右手親指の治療に対応いただくことができました。

本件では右股関節の可動域制限などにより併合12級の後遺障害が認定されました。
最後の交渉では、裁判基準ほぼ満額での示談成立となりました。